2.06.2015

六花の冬

コチラのブログもすっかりご無沙汰しております。
昨年(2014年)12月より、六花は冬季休業させていただいております。
雪解けののち、2015年4月中旬からの営業再開を予定しています。

2014年1月の様子

夏はエアコン要らず快適温度の北軽井沢も、冬はあらゆる液体が凍る極寒の世界となります。
冷蔵庫にしまい忘れた液体調味料も、車に残した飲みかけ缶コーヒーも、猫のための飲み水も、翌朝になればカチンコチンに凍ります。
水道管が破裂した…便器が割れた…凍結による家屋の水回りトラブルは、この界隈に別荘を持つ方であれば一度や二度は経験済みのはず。
六花の厨房では、生地を発酵させる機器内の湿度を供給するための弁が、2回破裂しました。


厳しすぎる自然環境のためか、北軽井沢の冬の人口は夏とは比較にならないほどに著しく減少します。
冬は人が居なくなる…そんなわけで商いの都合上、今冬より六花は冬季休業させていただいてる次第です。

北軽井沢の冬の暮らしは、寒冷地ならではの数々の作業や気遣いが強いられます。
そう安易には快適な生活を送らせてもらえません。
それでもこの土地での暮らしを選択した私たちは、冬こそが一番好きな季節なのです。
きっと、この土地に移住し通年を過ごす人達は皆、冬が一番好きなのだと思いますよ。





「…で、 冬は何してんの?」
営業期間中、頻繁に頂く質問でありました。
店主はテレマークスキー/クロスカントリースキーのレッスン&ガイドを主宰しております。
ざっくり言うとカカトが固定されていないスキーです。
カカトがスキーに固定されていないので、スキーを履いていながらも雪上を普通に歩くことができます(勿論、滑ることもできます)。
 総称として「フリーヒールスキー 」なんて呼ばれることもあります。


北欧の人々の生活道具として生まれたフリーヒールスキーは、雪上を快適に移動するための優れたツールです。
自然の中を歩いたり、登ったり、滑ったり、自由に移動して楽しみます。
「今、話題のバックカントリー? 」
その範疇ではありますが、このエリアは雪崩事故などの危険性は非常に低いです。
このマイノリティな遊びは、気候的・地形的にこの土地に非常にマッチしています。
ご興味のある方は是非 INDY-ski.com をご覧いただけたら、嬉しいです。



冬もいいもんですよ…